7世紀前半頃に築造された虎塚古墳にちなみ、矛(ほこ)と前方後円墳が描かれています。
周囲には一面の田園風景が広がっています。
目立った建物はなく、秘境駅のひとつに挙げられています。
駅は小さいですが、弥生時代から古墳時代にかけて稲作によって発展してきた歴史ある地域です。
周囲には貝塚、古墳等の史跡が多くあり、見所が盛りだくさんです。
駅から歩いて約25分の距離にある虎塚古墳は、国指定史跡の前方後円墳です。大きさは全長56.5メートル、高さ5.5メートル。
内部の石室には、ベンガラの紅色でさまざまな文様の壁画が描かれています。
この壁画は史跡保護のため春と秋のそれぞれ10日間の限定公開となっています。
また、同古墳近くの十五郎穴古墳ではほぼ完全な形で正倉院の宝物と同じ形態の金具が付いた刀子(小刀)が出土。全国初の可能性が高く、長さ25センチ、8世紀半ばに作られたと推定されています。
単式ホーム1面1線の無人駅です。1960年代までは委託駅として乗車券の発売があり、出改札口を備えた駅舎も存在していました。